就学についての懇談会を開催します

 障害を持つ子どもの家族にとって、「就学」という行事が大きな負担となる場合があります。「ダウン症という告知を受けた」時以来の大きな障壁となることさえあるようです。逆に、この就学準備の機会を積極的に活用している人もいます。この意識の差は何なのでしょうか。「障害児教育に関する地域資源の豊かさ」「両親の性格・人生観」…関係するかもしれませんが、次の3つのポイントはぜひ押さえてください。

 ・自分の子どもが就学できる学校・学級についての詳細な情報を持つ
 ・就学先を決定するまでの手順と大まかなスケジュールを予測する。
 ・学校は子どもの長い人生のうちの一時期のそして一部分の利用できる資源である


 これから就学相談や学校などで出会う専門家は生涯の種類や程度について知識を持っている人たちですが、一人の子どもについての知識は一緒に生活している家族(両親)の方がはるかにたくさん持っています。どのような就学先を選択するにしても、まず家族の中で希望をまとめてみましょう。

 そして重要なことは実際にその学校を見ることです。もちろんどのような教育が行われているか。その一つの手段として、世田谷区の公立小中学校で年3回(学期に1回)行われている学校公開日を有効に活用してください。直接学校に問い合わせてみてください。また各学校のホームページもありますので参考にしてください。

 懇談会ではお互い情報交換し、就学を決めるまでの問題点を共有しましょう。先輩たちから体験談や学校での様子も聞きませんか。来年・再来年就学予定の方だけでなく、これから就学の方も参加してください。また、既に就学している方はぜひお話を聞かせてください。