長谷川先生講演会に参加して −感想−
玉川地域 S.

 5月13日、定例総会のあとに行われた長谷川先生の講演会を夫婦で拝聴させていただきました。講演前には「自立に向けて」というテーマは。4歳の娘を持つ我が家にはまだ少し先の話なのかなとの印象がありましたが、実際のお話はダウン症児の持つ特徴、特性や、周囲が本人に適した環境を整える事の大切さなど、今すぐ参考になる内容ばかりでした。先生の明るいお人柄も有ってか、話の内容はどれも至って前向き、中でも以下のお話に個人的に強い印象を受けました。
 1)ダウン症だからと言って特別視は不要
 ・感覚・認知と言う観点から見ると、ダウン症児は健常児と比べ遜色ない
 ・ダウン症で一般的な特徴(几帳面・マイペースなど)は謙譲な人の中でも
    よく見られる

 2)適切な医学的対処の重要さ
 ・ほとんどの合併症は治療可能。早期発見のためには定期健診が有効
 ・薬は効用・副作用を知った上で正しい服用を
 ・似非科学や弊害をもたらす民間療法に頼るのは要注意。
 2時間にわたり貴重なお話をしていただいた長谷川先生、講演会をご準備いただいた役員の方に感謝いたします。




砧地域 K.

 5月13日に総会後の長谷川先生の講演会に参加しました。いつも講演会を聞くと悩んだり、考えたりして重い気分になるのですが、今回はとてもあたたかい気持ちになりました。
 先生は「自立に向けて…ダウン症児の親へのサポート」ということでいろいろお話しくださいましたが、その中でも聞いていて私がとても印象に残った話は、「自立とは…自分で出来る事は自分で行い、出来ないことは誰に相談したらいいか判断すること−>子供の自立は親の自立」と「ダウン症は染色体異常だが21番目が1本多い以外はまったく正常である」ということ。お話を聞いてとてもハッとさせられました。
 自立に関しても、まだまだ私がやってしまうことも多く…。親にも当てはまることだと感じました。また子供の出来ないことを障害という言葉に甘えているところがあった気がします。発達の差はあり、うちの子はとてもゆっくりですが、今年度は小学校就学を控え、いろいろ考える時期になっています。子供の可能性を潰さないよう、うちの子にあった場所を見つけたいです。
また今回は子供が通っている保育園の先生も一緒に参加してくださいました。とても親身になってくださる素敵な先生です。子供を認めてくれる場所を探すのも親の役目だと感じます。あまり深く考えず、子供をみつめて頑張ろうと思いました。



◆長谷川先生の講演会の内容は「ふたばの会の部屋」でご覧になれます