2007年度就学相談会報告
研修担当

 9月30日(日)総合福祉センターで、ふたばの会就学相談会が行われました。あいにくの雨にもかかわらず15家族の出席があり、これからの就学に向けての疑問や未知へのことに対する不安など、いろいろなことを話し合うことができました。

 小学校就学猶予も考えてみたのだが担当者に前例がないと言われた(世田谷区外の方)。参加者の中に就学猶予をされた方がお二人いらっしゃいましたので、猶予が認められるまでの経緯、世田谷区の対応、我が子に対する配慮、猶予に利点や考慮点など体験談を聞くことができました。また地方で小学校普通学級に在籍されていた方から、学校側の理解ある支援の在り方や障害を持っている人に対する意識の問題など、世田谷区でも取り入れてほしい内容のお話もありました。

 小学校入学後の親の付き添いについて、体験を踏まえた活発な意見交換もありました。兄弟姉妹がいる場合、同じ学校が良いか否か、普通学級か特殊学級か、切実な親の思いも提起されました。

 また、同じ世田谷区でも学校の支援態勢が大きく違うことが報告されました。私たちの子どものために、もっと学校生活に関する情報を収集して、改善の必要があれば世田谷区に要望していく姿勢を確認しました。

 これから就学に向けての具体的な行動選択と意思決定をしなければならない親御さんに対して、我が子の教育について、なぜ普通学級を希望するかなぜ特殊学級を希望するか、を明確にまとめておく必要性、重要性が体験から得た助言として語られました。

 就学は、最終的には各ご家庭で決断されることです。希望される学校、学級の見学をされて納得がいく進路を決めることと、またその手助けとしてふたばの会があることを確認して会を閉じました。



◆就学相談会に参加しました
世田谷地域 O.
 息子(4歳)は就学は再来年になります。最近、自分から友だちの輪の中に入っていく姿や、友だちと楽しそうに遊ぶ姿を多く目にするようになり、できれば普通学級にと思っているのですが、普通学級でやっていけるのか、特殊学級の方がよいのか。また2月の早生まれで体も小さいので就学猶予をした方が良いのかなど、知りたいことが沢山あり、参加しました。

 普通学級、特殊学級は、一概にどちらの方が良いとか結論はありませんでしたが、就学猶予をした理由や、教育委員会が行う就学相談について、また普通学級に通うお子さんの学校生活の様子等、いろいろな話が聞けてとても参考になりました。ありがとうございました。