スペシャルオリンピックス夏季世界大会に参加しました!
北沢地域 K.

 9月27日から10月12日まで、スペシャルオリンピックス(SO)に体操の日本代表選手として参加しました。

9月27日から10月1日までは西安で「ホストタウンプログラム」。中国を知るという行事で、他の国の場合はホームステイをするのですが、中国にはホームステイの習慣がなく、グループに分かれてホテルに泊まったようです。豪華な歓送迎会をしてもらったり、観光をしたり、養護学校と交流をしたりしたそうです。娘はボランティアの人に恋をして(女の人)、別れは涙、涙だったそうです。

 10月2日開会式。それはそれは豪華なものでした。8万人の観衆で、国をあげて開催しているので胡錦濤国家主席がいらしていました。とにかく花火がすごくって、花火の嫌いな娘はきっと小さくなっていたことと思います。

 10月3日から競技が始まり、体操は男子、女子と別れて予選があり、男子の時は女子が応援して、女子の時は男子が応援していました。

 娘は予選で頑張って、上のグループに入ってしまいました(SOでは予選の得点でグループ分けし、グループ毎に決勝を戦い、グループ別に得点で順位が決まります)。決勝では応援の音に負けてしまい、金・銀・銅のメダルはもらえませんでしたが、表彰式ではダイヤモンドの笑顔を見せてくれました。

 ですが、ホテルに戻ってコーチに「私より点数が少ない人が金メダルをどうしてもらえるの?」と泣いて聞いたそうです。コーチも一緒に今まで頑張ってきたので、思わず涙がでたそうです。行く前のまわりの期待も大きかったので、本人としてはすごく悔しかったんでしょうね。

 帰ってきてからは疲れもあるかと思いますが、学校や人のいる所には行きたくないようでした。思春期ということもあり、むずかしい年頃です。でも仲間たちと一緒に食事をしたり、公園で遊んだりして元気が出て、今では「次はアテネに行くぞ!」と言っています。仲間っていいですね。ふたばの会で是非仲間を作ってください。

 17日間親と離れて、コーチ、ボランティア、SO役員の方々に支えられて、すごい経験をして帰ってきたと思います。精神的にも強くなったと思います。これらの経験を生かせるように、親としてサポートして行きたいと思います。

 SOにはいろいろなプログラムがあります。6歳からはいれますので、是非入っていろいろな体験をさせてあげてください。
 詳しくは http://www.son.or.jp(スペシャルオリンピックス日本)をご覧ください。