NPO法人ぱれっと いこっとの家見学会報告
玉川地域 U.

 夏休みの中日、大変に暑い日でしたが、定員一杯満席状態でうかがってまいりました。はじめに、えびすホームのリビングで、ぱれっとでの居住者のかたの様子など、施設での生活のお話を伺い、つづいて、いこっとの家の見学、終わりに谷口奈保子氏を囲んでのランチとなりました。たくさんの方のご参加ありがとうございました。
 
感想(1)
 行ってきました!“ぱれっとホーム&いこっと”の見学会に。恵比寿駅近くの住宅街に建っている“ぱれっとホーム”は、自宅に帰ったようにホッとできる居心地の良い空間です。当日は、職員の方とメンバーさんが二人いらして、説明の合間にご本人たちの生の声も聞くことができました。職員の方はただ見守りをするだけではなく、一人一人の自立する力を伸ばすために、様々な工夫をしてサポートしていらして、その能力の高さと専門性、そして熱意を感じました。
 隣接する“いこっと”は真新しい一軒家で、シェアハウスのように健常者との共同生活の場です。こちらはかなり自立ができている方向けで、職員はいなくて食事も含めて全て個人や共同で行われています。ただ、いざというときに隣の“ぱれっとホーム”に職員の方がいらっしゃるという心強さを感じました。
 見学後は、スリランカ料理パレットでランチをしながら谷口さんのお話を伺い、環境や年齢に臆することなく、チャレンジし続けていらっしゃる谷口さんのバイタリティに圧倒されました。谷口さんのような方がまだ見つからない世田谷区に、同じものを作るのは難しいかもしれません。でも、何かヒントをいただき、時間がかかっても世田谷区ならではの形を目指していかなければと強く感じました。(世田谷地域  I.)

感想(2)
 ぱれっとホームは駅から徒歩約10分のところにある、知的障害者が共同生活をする家です。定員は6名。スタッフが常駐して、食事の支度やサポートをしてくださいます。職場や、買い物、映画館等の娯楽施設にも近い恵比寿という都心の立地条件は、うらやましい限りです。当日、説明をしてくださったスタッフの方と利用者さんとのやりとりは、信頼関係が伝わってきました。あたたかくしっかりとした信念を持ったスタッフの方々に見守られて、本人の意志を尊重されながら自立生活をできることは、すばらしいと思いました。
 自分のこどもの未来を思う時、ついつい困難なイメージから悲観的になってしまいますが、こうして幸せに暮らしている現実の例を見せていただくと、「こんな風に明るく楽しく暮らすことができるんだ」と、とても希望がわいてきます。うまく行っている具体的なケースを見学することは、必要だなと改めて感じました。そして、自分の子どもは、どのように生きて行くのか・・・という、この先のプランニングの力になってゆく気がします。機会を与えていただきありがとうございました。(砧地域 H.)



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