2026年度 ふたばの会 定期総会&講演会
・日時:2026年6月21日(日)10:00〜12:00
・会場:世田谷区立児童相談所 会議室
・参加人数:41名(会場)29名(オンライン)
・定期総会:新役員紹介
・講演会:
「ダウン症候群における言語訓練と
コミュニケーション」
講師 言語聴覚士 石上志保先生
子どもの成長の中で、「いつになったらできるようになるのだろう」「この状況はずっと続くのかな」と不安になる時期は、きっと多くの保護者の方が経験されていると思います。私自身もその一人です。
石上先生のお話では、ことばの発達には「5つの力」(音を聞く力、身体や感覚の力、理解する力、注意の力、人との関係を作る力) が関わっていること、そして「どこにサポートが必要なのか」を整理して考えることで、子どもへのアプローチが見えやすくなるというお話がありました。
この「5つの力」という整理がとても分かりやすく、私自身、日々の関わりを振り返る良いきっかけになりました。
私の娘には難聴があり、言葉の発達には時間がかかりました。
石上先生が「ジェスチャーを使うことは、ことばを引き出す大切な方法のひとつ」と話されていましたが、実際に我が家でもマカトンや手話を取り入れたことで娘の表現が広がっていった経験があります。そのため、今回のお話を聞いて「これで良かったんだ」と安心する部分もありました。
それから「書きながら話す」という方法は、目から鱗で、すぐに取り入れてみたいと思いました。
先生が実際に使われているノートも見せていただき、「視覚的に伝えることの大切さ」 「子どもと一緒に楽しみながら言葉を育てていくこと」 がとてもよく伝わってきました。
もう一つ、今回の講演で特に大切だと感じたのは 「待つ」こと です。親はどうしても自分のペースで先回りしてしまいがちですが、それが結果として子どもの成長の機会を奪ってしまうこともあるのだと気づかされました。
娘がなかなか言葉を話さない時期には焦りもあり、「どうして話さないのだろう」とイライラしてしまうこともありました。ですが、私自身が手話という新しい言語を学び始めたことで、相手のペースで処理する時間を待つことの大切さを身をもって感じるようになりました。
石上先生のお話にもあったように、ダウン症のある子どもたちは言語処理に時間がかかることが多く、こちらが思っているよりも“ずっとゆっくり”待つ必要があります。「待つ」というのは簡単なようでいて、実は親の側の姿勢が問われる部分でもあると感じ、まずは私自身が子どものペースを尊重し、ゆっくり関わっていくことを大切にしていきたいと改めて思いました。
今回の講演は、専門的なお話をとても分かりやすく、日常に落とし込んで教えていただける貴重な時間でした。
すべてを完璧にやろうとするのではなく、「今日からできる小さな工夫」 を積み重ねていけばいいのだと、前向きな気持ちになれました。
このような講演会や勉強会は、ぜひ今後も開催していただきたいです。
本当にありがとうございました。
~講演会参加者レポート



